熟年離婚、手続だけで済ませてしまっていいのでしょうか?もう一度考えてみたいなら、ご相談ください。

澁川良幸のコラム
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No.1 熟年離婚 【流行りの「熟年離婚」ってなんだろう??】
「大変だぁ。隣のご夫婦も熟年離婚だってぇ。うちの亭主、定年はまだ再来年だけど、いつまでこのブームが続くかわからないから、やっぱり今晩にでも亭主と話をして、熟年離婚しようかなあ?」
なんて声が今にも聞こえてきそうな熟年離婚ブームである(ちょっと大げさですが)。

かく言う私なんぞのところへも、テレビの制作会社や雑誌の編集プロダクションから、熟年離婚の取材やら、年配夫婦の離婚のアンケートのお願いなど、いろいろな話が舞い込んできている。

熟年離婚で思い出されるのは、渡哲也さんと松坂慶子さんのドラマであろう。
定年退職を迎えたまさにその日に、奥様から離婚を切り出されるという、衝撃的と言えば衝撃的、ドラマティックと言えばまさにドラマな展開。

しかし、そんなにドラマティックな離婚話やケースは実際にはそうそうあるものではないのです。とりわけ、私のご相談者には、割合で言うと、60歳を過ぎている方は、そんなに多くはありません。中心の30代〜40代のご相談者と比べれば、少ないです。

それなのに、
『できれば300人くらいアンケートが欲しいんですが・・・』
って、それも2週間くらいでって、ある制作会社の人に言われたのには、びっくりしてしまいましたよ。

高齢者のご相談が2週間で300人もいるわけがないし、また仮にいらっしゃったとしても、そんな不躾なアンケートに応えられるわけもないのに。。。

私の場合は、超実践的なカウンセリングなので、実際にドロドロしたお話しになることが多いのですが、心理的なケアも同様に行っているわけで、ご相談者の心情を無視するようなことは絶対にしません。

それに、テレビ等に出演なさって、全国放送でご自分の離婚問題をお話しされる方もいらっしゃるようですが、私のところへいらっしゃる方は、まずほとんどの方が大きなお悩みを抱えた状態でいらっしゃるので、なかなかマスコミ関係者に積極的に協力しようという方もいらっしゃらないのです。でも、それが普通かなあと思いますけどね。

話が多少それてしまいましたが、ここで私が警鐘を鳴らしたかったのは、《離婚はブームでするものではない》ので、周りの情報などに踊らされずに、しっかりと判断していただきたいということなのです。

「あの人が定年を迎えるまではと思いがんばってきたけどもう限界!」という方は、実際にそれなりにいらっしゃると思います。
そういう方々が離婚でお悩みであれば、私は全力でサポートしたいと思います。でも、「私のような立場で離婚をする人って結構いるんだ」と、根拠のない数字や周りのいい加減な意見に惑わされてはいけません。

あなたやあなたの家族の大切な人生です。しっかりと状況を見据えましょう。話し合いですめば、私のような専門家は必要ありません。
でも、もめるようだと、果てしない戦いをしなければなりません。
有利な戦い方をお望みですか?それとも、戦わずして勝つ方法をお知りになりたいですか?あるいは、今の苦しみから解放されて穏やかな人生を送りたいですか?
いずれにしても、結婚、あるいは生活を共にした年数や家族の有無、今のお歳、離婚事由など、様々な観点から離婚の進め方は変わってきます。

熟年の方の離婚も例外ではありません。
一口に熟年離婚といっても、婚姻生活の年数や濃さによって違うのです。
お一人お一人がケースバイケースです。

これからの人生を有意義に過ごすためにも、判断を間違えないでくださいね。
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